脱水症状が起こりやすいタイミングに、スポーツ時が挙げられます。
特に、ランニングや筋トレ、サッカーやラグビーなど、運動強度の高いスポーツをした時、大量の汗をかくため、体内の水分が不足しやすくなります。
さらに気温が高い時期にスポーツをすると、ゴルフやウォーキングなど、それほど運動強度が高くないスポーツでも、大量発汗してしまうため、脱水症状になりやすいです。

脱水症状への対策として、スポーツ中にスポーツドリンクを飲むことが大切です。
汗をかくと水分だけでなくミネラルも失われます。
ミネラルを含むスポーツドリンクなら、水とミネラルを同時に補給することができるので、体の調子を効率よく整えることができます。

また、脱水症状になりやすいタイミングに、飲酒後も挙げられます。
アルコールを摂取すると、代謝のために体内の水分が使われます。
お酒を飲むとトイレが近くなるのは、この代謝のためです。
そのため、夏の夜にビールなどのアルコール飲料を飲むのが至福というタイプの人は、脱水症状になる可能性が高いといえます。
お酒を飲む際は、積極的に水も飲むようにしましょう。
例えば、500mlの缶ビールを飲む間に、500mlのペットボトルの水を飲むようにすれば、水分が失われず、脱水症状になりにくくなります。

さらに、睡眠中も脱水症状が進みやすいタイミングです。
人は寝ている間に汗をかきますが、当然ながら眠っている間は水分補給ができません。
なるべく起床後にコップ1杯の水を飲むことを習慣づけて、脱水症状を避けるようにしましょう。